コロナの感染が広がり、4度目となる緊急事態宣言が31日(火)まで延長となるなか、多摩市内の景気はいかに。聖蹟桜ヶ丘駅周辺にある200以上の店舗が加盟する桜ヶ丘商店会連合会の飯島聖士会長に聞いた。
--4度目の緊急事態宣言が続きます
「相変わらず、飲食店や密になりがちな各種習い事などのスクールは集客に苦戦しているよう。ただ一方で、宣言が出たことなどから都心へ行けず、聖蹟周辺で買物を済ませる方が増えている。コロナ前よりも売上増のところもあるようだ。閉店してしまう店舗もあるが、最近は新店も数件見られるようになった。コロナによる景気低迷は底を打った感はある」
--ウイズコロナの視点をもって取り組みを進めていく
「そうだ。昨年来、聖蹟周辺では様々なイベントが中止となってきたが、当面、今の状況が続くなかでも、工夫して形を変えながらでも催しなどを開催していければと思う」
「先月、聖蹟の一大イベントの1つである朝顔市が時間を短縮して2年ぶりに開かれたが、出品されたアサガオはほぼ完売だったようだ。従来の枠組みにとらわれないアイデアが必要となる」
--会長の本業は不動産業だが、現状は
「聖蹟周辺には複数の大型マンションの建設が進んでいる。都心へ電車1本で行けることや子育て環境に優れた点などに需要があるようだ。それぞれ完成すればおよそ700世帯分。コロナ後に人が増え、より活気が増していくと期待することができると思う」
--そのなかで課題も
「コロナ後により活気を増していくためには、街の風紀を正し、住みやすい街づくりを進めていく必要があると考える。また、聖蹟エリアは多摩川に近く水害被害に備えなければ。今こそ、防災に関する取り組みをみんなで考えていかなければならないと思う」
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