神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
伊勢原版 公開:2011年9月9日 エリアトップへ

牛ふん堆肥 セシウムは許容値以下 市「施用(せよう)、流通に支障なし」

社会

公開:2011年9月9日

  • X
  • LINE
  • hatena
袋詰めの牛ふん堆肥(市内で撮影/農政課提供)
袋詰めの牛ふん堆肥(市内で撮影/農政課提供)

 国が肥料・飼料の放射性セシウム暫定許容値を定めたことを受け、伊勢原市畜産会(石田栄男会長)は8月26日、牛ふん堆肥の製造・販売を行う市内13の畜産農家に自主検査を実施した。このうち1戸が製造した堆肥から許容値を超えるセシウムが検出されたものの、ほかの農家からの検出はなかった。

 許容値超えが確認された農家で4〜5月下旬に製造された牛ふん堆肥には、都内業者から4月ごろ購入した剪定枝チップが混ぜてあった。26日の自主検査でこの堆肥から1kgあたり700ベクレル(暫定許容値400ベクレル)を計測した。

 堆肥は6月までに同農家の飼料畑に散布されたが、この畑で8月に収穫された飼料用とうもろこしを検査したところ放射性セシウムは「不検出」だったという。

 市から報告を受けた県農政部は29日、この農家が7〜8月下旬に生産した剪定枝チップ入り牛ふん堆肥と、8月中旬ごろ購入した剪定枝チップを採取して検査を行った。その結果、堆肥からは暫定許容値を下回る300ベクレル、チップからは400ベクレルが検出された。現在、チップに許容値設定はない。

 今回、市内の堆肥が暫定許容値を超えた原因について、県と市は「県内の飼料は安全性が確認されていることから、剪定枝チップが原因」と推測している。市農政課によると、市内で剪定枝入り堆肥を製造する農家はこの1戸のみという。

 市は今回、伊勢原市畜産会が実施した自主検査の結果をふまえ「現在、市内の家畜ふん堆肥は施用、流通に支障はない」としている。

報道に不安の声も

 8月31日に市と県が記者発表をした翌日、メディアは「伊勢原で許容値超え」を一斉に報道。農政課によると「一部には、現在も許容値を上回る堆肥が流通していると誤解を招きかねない報道も見受けられた」という。同課によると、9月6日までに10数件の問い合わせ、不安の声が集まった。

 農政課長は「当該農家に対する県の検査、追加の自主検査で許容値を超える堆肥は確認されていない。風評に惑わされないでほしい」と話している。

 問い合わせは伊勢原市役所/【電話】0463(94)4711・農政課まで。
 

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

<PR>

伊勢原版のトップニュース最新6

受粉作業佳境に

伊勢原産ナシ

受粉作業佳境に

市内農家で

4月19日

車いす「だからこそ」

葉月流宗家

車いす「だからこそ」

日本舞踊で自己表現を

4月19日

体力合計点 県上回る

伊勢原市

体力合計点 県上回る

「規則正しい生活習慣を」

4月12日

草木類を分別収集

伊勢原市

草木類を分別収集

ごみの減量化・資源化へ

4月12日

229人が人事異動

伊勢原市

229人が人事異動

部長級女性職員は20.5%

4月5日

38年ぶり「竿頭綬」受章

伊勢原市消防

38年ぶり「竿頭綬」受章

消防庁長官表彰で

4月5日

樹木葬と家族葬の「ゆかりえ」

小田急線「愛甲石田駅」徒歩すぐ。友引の日は無料相談会開催中。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 1月26日0:00更新

伊勢原版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook