東大竹1丁目、ベルガーデン保育園前の横断歩道に1月28日、車両用と歩行者用の信号機が設置され、同日、点灯式が行われた。この信号機付近では2009、11年に死亡事故が発生しており、式典には遺族も出席した。
点灯式には高山松太郎市長、廣瀬豊警察署長など関係者らおよそ20人が出席した。高山市長は「この信号機は地元にとっての念願。きちんと信号を利用してもらえるよう、市としても呼びかけていきたい」とあいさつした。信号機は市道272号線、保育園正面の横断歩道に取り付けられた。ここは中央公民館方面から向かうと下り坂で、カーブもあるため地元では普段から事故が懸念されてきた。
2011年11月30日、午後5時5分。保育園前の横断歩道を歩いていた高野昇さん(当時76歳)が軽自動車にはねられ死亡した。現場付近ではその2年前も同様の死亡事故が起きた。
千津北自治会(東大竹1・2丁目)は昨年1月に要望書を市に提出。その後、伊勢原警察署の上申により6月には県で意思決定がなされ、今回の設置に至った。
市でも付近の安全対策を強化。信号機の稼働に合わせ歩道に横断防止柵を取り付け、道路に反射板や減速ドットラインを設置。道路照明の角度調整も行った。
大切な命守って
警察官の合図で青信号が灯り、園児たちが楽しそうに「歩き初め」をする姿を高野作江さん(74歳)は涙を浮かべて見守った。作江さんは事故で亡くなった昇さんの妻だ。
夫の死がきっかけとなって完成した信号機を見上げて作江さんは「(信号機には)多くの人たちの大切な命を守ってほしい」とコメント、「歩行者の側も青信号を進む前にもう一度左右を確認して」と呼びかけた。
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