東海大相模の優勝で幕を閉じた高校野球神奈川大会。30年ぶりに決勝を戦った向上の初優勝はならなかったが、その戦いぶりは一塁側のスタンドを埋めた生徒、保護者、野球ファンに感動を与えるものだった。
0-13で迎えた9回裏。2番鈴木陵史選手が塁に出るとすかさず二盗。2アウトになった場面で三盗も決めた。最後まであきらめない姿にスタンドからは地鳴りのような歓声があがった。「この回に14点取れるんじゃないか」。一番打者としてチームをけん引した三廻部憂磨選手は本気で思ったという。監督に寄り添うようにして声を枯らすベンチに降参の表情は一つもなかった。
「まず神奈川を制して、甲子園で優勝。向上の歴史を変えたい」。菅野赳門主将が語ったチームの目標はかなわなかったが、野球部の歴史に残る夏となった。
「後輩たちには甲子園出場を果たしてほしい」と三廻部選手。暑い夏に追いかけた夢は新チームに引き継がれた。
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