県高校野球秋季県大会(参加92チーム/県高野連主催)の2回戦、向上(平田隆康監督)対横浜商業が9月13日、いせはらサンシャインスタジアム(西富岡)で行われ、5対7で向上が敗れた。春の県大会と関東大会、そして夏の神奈川大会で準優勝し伊勢原を沸かせた向上だったが、新チームの船出は厳しいものとなった。チームは来春の県大会にむけ、あらたな一歩を踏み出す。
7日に同球場で行われた一戦は3回降雨ノーゲームに。この日の再試合にはおよそ400人の観衆が向上側の一塁スタンドとバックネット裏を埋めた。北相地区予選を無敗で勝ち上がった向上だったが、この日は攻守に精彩を欠いた。
同点で迎えた3回裏に2つの送球エラーで3失点。先発の永冶桂太郎(2年)から小井手和宏(1年)に代えた4回にも失点を重ねた。攻撃では横浜商を上回る9安打を放つも、安易な走塁ミスにくわえ、打線もつながりを欠いた。終盤、エースの一志健太(2年)が2イニングを無失点に抑えるも反撃はならなかった。
試合後、平田監督は「こうなったら負けるよ、という典型的な展開。実力通りの敗戦」と総括。失点につながった3回裏のバント処理とけん制のミスを挙げ、「選手一人ひとりが役割を理解し、自主性を持って練習を積まなければこの先は難しい」と話した。
差は「気持ちだけ」
夏の県準優勝で野球部を取り巻く環境は変わった。メディアの露出は増え、試合だけでなく普段の練習にもファンが集まるようになった。また相手チームの分析も以前より細かくなった。 「向上は夏の決勝に20年30年あがれないチームに戻るのか、そうでなくもっと強くなれるのか」。
試合後、選手に問いかけた平田監督は「(夏に準優勝した)3年生と今のチームの能力は同じ。差は勝ちへの気持ちだけ」と、精神面のレベルアップを求めた。
1、2年生75人のうち、夏のベンチ入りメンバーは大塚斗頼(2年)とエースの一志。平田監督は「2人を投打の中心に強くなっていけば」と期待する。来春の県大会にむけて部員たちはグラウンドで練習を再開。ファンの視線を背に今日も白球を追いかける。
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