市内初となる移動式水素ステーションが3月23日、岡崎交差点近く(岡崎4858―6)で開所し、燃料電池自動車(FCV)用の水素販売を開始した。運営事業者は(株)ENEOS水素サプライ&サービス。同社の母体企業にあたるJXエネルギー(株)と伊勢原市は、インフラ整備によるFCVの普及を期待している。
配備された移動式水素ステーションは、奥行き7m、幅2m、高さ2・6mの25tトラック。営業時間は水曜日と金曜日の午後3時から5時まで。伊勢原市のほか、主に首都圏の設置場所で水素供給を行っている。
課題のインフラ整備推進
JXエネルギーは4月6日現在で全国37カ所に水素ステーションを設置するなど、FCV普及の課題となっているインフラ整備を進めている。岡崎の水素ステーションは、海老名市や横浜市、川崎市、相模原市に次いで県内10カ所目。需要や土地の確保といった条件を判断材料に、市内の設置に至った。今後さらに、4大都市圏3カ所での開所をめざすという。
FCVは、車内タンクに貯蔵している水素と空気中の酸素の化学反応で電気を作り、動力を生み出している。二酸化炭素などの温室効果ガスを排出せず、満タン状態で約650Km走行できるため、環境に優しい車として注目を集めている。神奈川県は2020年度までに5千台の普及をめざしているが、3月末時点で45台にとどまっている。インフラ整備によって、現在の限定的な生産体制の打開も期待されている。
JXエネルギー広報の猪俣寿隆さんは「開所を機に伊勢原市での普及促進を期待したい」と話した。
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