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伊勢原 社会

公開日:2016.12.09

勇気と正義を再認識
殉職警官 故祝井巡査の慰霊祭

  • 1人ひとり墓前で手を合わせた

 明治はじめに上粕屋で発生した立てこもり事件で殉職した、祝井盛武三等巡査を偲ぶ慰霊祭が11月18日、事件現場の跡地(上粕屋1758)で行われた。

 事件は1877年11月19日の深夜に発生した。当時旅籠屋「紙屋」の離れに下宿していた男が、娘に求婚を断られ、逆上。祝井巡査はそこへ駆けつけ、男を取り押さえようとしたところを短剣で刺された。

 紙屋廃業後も子孫である鵜川家で90年以上の間、供養を続けている。

 慰霊祭には伊勢原警察署員ら約25人が参列。県警初の殉職者として亡くなった祝井巡査の勇気をたたえ、市民を脅かす犯罪への対決姿勢を再認識した。

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