2年に一度開催される一輪車の世界大会『UNICON19(第19回国際一輪車競技大会)』がこのほど韓国で行われ、伊勢原一輪車クラブから出場した庄司海渡さん(25歳)がフリースタイル個人演技部門、前野はなさん(15歳/伊勢原中)がジュニアのフリースタイル個人演技部門で世界チャンピオンに輝いた。また佐藤彩香さん(22歳)がレース各部門に入賞し、総合3位を獲得した。
同大会は、世界中からユニサイクリストが集まり演技やレースなど様々な種目で競い合う世界最高峰の大会で、今大会にも世界30カ国873人が参加している。伊勢原一輪車クラブは県内でも名門のクラブのひとつ。前回大会でもグループ演技部門・優勝の原動力となり、個人でも多くのメダルを獲得。市内外から選手が集まっている。
「ずっとこの大会での優勝を目指していました。達成できてうれしい」と話すのは庄司さん。8歳で一輪車を始め12歳から世界大会に出場。ジュニアでも世界大会優勝経験のある実力者だ。高校卒業後から伊勢原クラブに所属し、現在も都内での仕事を終えると伊勢原へ通う。「これからは競技も続けながら経験や技術を次の世代に伝えていきたい」と話した。
ジュニア部門で世界チャンピオンとなった前野さんは「大会では落車もあったけど、練習した成果が良い結果になって良かった」と笑顔。年齢別の大会から数えて3連続での金メダル獲得となり、チーム内でも技の飲み込みの早さに定評がある。次回の世界大会で4連覇をめざす。
一輪車アスリートとして芸能活動も行い一輪車競技の普及に努める佐藤さんは、子役時代の企画で一輪車と出会った。レース7種目・演技1種目に出場するために技術だけでなく体力作りにも注力。「練習した分だけタイムに出るレースが好き」と佐藤さん。今大会でも苦手種目を克服し、その成果が総合3位に繋がったという。「一輪車の楽しさを世界に広めたい」と笑顔で話した。
伊勢原一輪車クラブは成瀬小学校の体育館を中心に週4日ほど練習実施しているという。「小さい子が出られる大会もあります。ぜひ見学に来てください。みんなで歓迎します」と話す。
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