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公開日:2023.08.11

絵とうろうまつり
幻想的な光の競演
スタンプラリーで景品も

  • 写真は昨年。行燈型の絵とうろうや140cmサイズのもの、牛乳パックで作られたとうろうなどが飾られた

  • ポスターを手にする小川委員長

 本格的な夏山シーズンを迎えた大山で、「光の競演〜大山絵とうろうまつり」(主催/大山観光振興会・大山観光電鉄(株))が、8月11日(金・祝)から15日(火)まで開催される。大小さまざまな絵とうろうが街道沿いに並び、幻想的な光の回廊を演出する。

 大山登山は江戸時代、夏山開きの22日間(7月27日から8月17日)のみ許されており、夜の街道では、常夜灯が大山詣りを行う道しるべとなっていた。これにちなみ、大山の商店が店先でとうろうを飾ったことをきっかけに2006年、大山観光振興会がまつりを開催。現在は大山観光振興会絵とうろう委員会(小川惠巳委員長)がイベントを主導、多彩な演出や企画を行っている。

東海大学生の作品も初登場

 期間中は地元の人たちによる江戸時代の錦絵をモチーフにした作品やキャラクターなどの手作り絵とうろうが大山新道沿いに並び、夜の参道を照らす。東海大学教養学部芸術学科在籍の学生による和紙に描かれた作品なども初展示される。

 また、11日から13日はひこまる絵とうろう館(先導師旅館内)にオリジナル絵とうろうを展示(入場無料)。大山阿夫利神社下社では傘灯籠の展示に加え、茶寮石尊の夜間営業も行われる。

 さらに「妖怪豆腐小僧を探せ!」と題し、スタンプラリーを実施。どこかの絵とうろうに隠れている妖怪豆腐小僧を探してスタンプを集めると、かき氷やミニこま、ケーブルカーペーパークラフトなどがもらえる。時間は午後4時から8時。

 小川委員長は「昨年3年振りに開催し、今年で15回目となる。地元小中学生をはじめ東海大学の学生の作品も飾られる。大山の夜景を楽しみながら鑑賞してもらえれば」と話している。

 大山ケーブルブルカーは8月11日から20日(日)までは午後8時30分まで夜景運転を実施。2015年にミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星を獲得した眺望が「プレミアム夜景」として楽しめる。

 会場までのアクセスは、小田急線伊勢原駅北口より、神奈中バス4番乗り場「大山ケーブル行」に乗車。問い合わせは同委員会【携帯電話】090・2322・6599へ。

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