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伊勢原 文化

公開日:2023.09.01

大山阿夫利神社秋季例大祭
4年ぶりの通常開催
〜権太直助翁就任150年記念 大山全町渡御も〜

  • 勇壮なお下りの様子

  • 全町渡御へ出発

  • 倭舞と巫女舞を奉奏

  • あいさつに立つ目黒宮司

 夏山の無事を感謝し、秋の訪れを告げる大山阿夫利神社(目黒仁宮司)の秋季例大祭が8月27日から29日まで大山地区で盛大に開催された。これまでは新型コロナ感染拡大の影響で規模を縮小しての開催だったが、今回は4年ぶりの通常開催となった。今年は同社初代宮司の権田直助翁の就任150年を記念し、大山6町の全町渡御も行われた。

 初日は、同社下社から神輿を担いで男坂を下る勇壮な「お下り」が行われ、同社行在所までを練り歩いた。秋季例大祭の保存会として活動する阿夫利睦の磯崎敬三会長は「4年間のブランクがあり大変だったが、天候にも恵まれ無事に下ることができ感慨深い。感謝の気持ちでいっぱい」と語った。行在所で御霊を同睦の神輿に移し、威勢の良い掛け声とともに町内の渡御が行われた。

 翌28日には、秋季例大祭の神事が執り行われ、「倭舞」と「巫女舞」も奉奏された。神事を終えた目黒宮司は「この秋季大祭は権田翁の発議により誕生した。一山総出のお下りを無事に終え、大祭が執行できたのも多くの方たちのお力添えの賜」と関係者らに感謝を述べた。最終日の29日には同社行在所から下社まで神輿を担いでのぼる「お上り」が行われ、行事が締めくくられた。

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