伊勢原 文化
公開日:2024.03.01
坂本組のモデルハウス
日向石用いた玄関が話題
株式会社坂本組(坂本孝由代表取締役)が玄関部分に日向石を用いたR+house伊勢原・秦野のモデルハウスが完成し、話題を呼んでいる。
日向石は市内日向地区で採石されていた凝灰岩。約350年前に石切り場が開発され、大山の東側で盛んに採石されていた。軟質で加工しやすかったことから建築の基礎や生活用品などに用いられていた。
50年ほど前から他の産地の石材を購入するようになったため、採石は行われなくなったが、日向石復興プロジェクト「サニーオン」が現存する日向石を活かし、再び生活に取り入れてもらうために様々な活動を展開してきた。
地元で半世紀上の実績を持つ同社では、地域貢献を模索する中、坂本代表がサニーオンの活動に共感、「地域の資源、宝である日向石を生かし、さらなるPRの場を設けたい」とモデルハウスを建設する際に日向石を用いることが決まった。
玄関アプローチに日向石が敷き詰められ、木と石の調和が絶妙にマッチする形で完成した。日向石は半年ほどかけて集め、加工されたという。「石の表情を読みながら張り込む作業は大変そうだった。今後は外観や外構などにも取り入れていきたい」と同社営業部の坂本祐弥さんは話す。
「自信の持てるモデルハウスが完成した。見学はいつでも受け付けるのでお気軽にご連絡を」と坂本さん。問い合わせは坂本組【フリーダイヤル】0120・980・858へ。
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