政治の村Studentsで記事を発信する 深江 悠斗さん 東海大学文学部在学 20歳
「政治をもっと身近に」
○…大学生や高校生を中心とする若者が、政治と地域に関するさまざまな思いを発信するWEBサイト「政治の村Students」。2月には、動画投稿者モットミルさんが林芳正官房長官に誕生日を祝う寄せ書きを手渡したことに着目した記事を投稿。若者の「非政治的な政治参加」について考えるこの記事は、SNSのXで表示回数1・3万回を記録し、大きな反響を呼んだ。「こういった人を紹介することで、若者が政治に興味を持つきっかけになればと思ったんです」
○…平塚市出身。もともと歴史好き。「これからの歴史を作るのは自分たち」と考え、まちづくりと政治に自然と目が向くように。政治の村Studentsへの参加は今年の年明けから。「市政から国政まで、テーマに縛られず自身の興味関心で記事を書けることが参加の決め手になりましたね」
○…東海大学文学部歴史学科の2年生。まちづくりに対する思いが強く、行動力も人一倍。「今思えばあれが初めての市民活動だった」と振り返るのは、高浜高校で生徒会長を務めていた3年時。公園からの土砂流入が原因で通学路が通れなくなったため、平塚市役所に要望書を提出した。現在参加しているのは、海街フェス実行委員会、平塚市議会に行こう!実行委員会、かながわハイスクール議会の学生特別委員など。「大学生活の中心は市民団体での活動ですね」と笑う。
○…これから発信したい記事候補は多数。その一つが、地域の住民活動の歴史だ。「行政と住民が歩み寄って課題解決した事例はあるはず。今後対立が起きても、歴史事実から協働の道を示せると思う」。自分の暮らすまちを、より良くしたい。根底にある熱い思いが伺えた。