伊勢原市商工会青年部新部長に就任した 高橋 耶真人さん 桜台在住 35歳
楽しみと責任を胸に挑戦
○…「58年続いてきた歴史。いざ就任となると、責任を感じますね」。就任早々、青年部は世代交代の渦中にある変革期。「役員の顔ぶれも若手を迎え入れ、早速様々な企画を進めている。期待と、重責の入り混じった気持ち」と、新メンバーとの協働に胸を躍らせる。掲げたテーマは「伊勢原クロッシング」。個性豊かなメンバーたちの能力を掛け合わせ、伊勢原から面白いことを発信したいと意欲を見せる。
○…青年部への入会は大学生の頃。「知り合いを増やそう」と軽い気持ちだったが、27歳で地元に戻ってからは積極的に関わるように。青年部のメンバーが温かく、伊勢原と自分をつなぎ止めてくれたことが大きいと語る。印象深いのは、創立50周年企画として広報委員長を務めたギネス挑戦。大山こまを使った「同時に回したこまの数」でギネス記録を達成した際には、部が一丸となったと振り返る。
○…高校時代に1年間台湾へ留学した経験は視野を大きく広げた。異文化に触れ、多様な価値観を学び、海外への好奇心を抱いた。大学時代にはドイツへの留学も体験。卒業後は「面白そう」と銀座の老舗煎餅店に就職し、商売の面白さと奥深さを知った。「銀座というブランドを守る活動を通じて、改めて地元に目が向いた」と家業のプロパンガス会社を継ぐ覚悟を決めたという。
○…多忙な中でもキャンプや旅行を楽しむ一面も。かつては一人旅も満喫したが、最近は「さすがに一人で行くのは怒られちゃう」と、奥様との旅行を堪能。人との縁で、紹介や困り事の解決ができることに日々感謝を感じ、座右の銘は、施して報を願わず、受けて恩を忘れず。「地域のために挑戦を続けたい」と力強く語った。