小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2022.07.30
地元木材業者
総延長400m、木塀設置
国産材の利活用を促進
小田原地区木材業協同組合の事業者らが昨年度、市内と湯河原町14カ所に総延長約400mに及ぶ木塀を設置し、地域材の有効活用を試みている。林野庁補助事業「外構部の木質化対策支援事業」として実施され、木塀によるまちづくり、さらには商品化を目指す。
景観に合わせてオーダーメイドで作った木塀はまちに自然に溶け込む。同組合員によると、木は金網フェンスやブロック塀に比べ加工が容易で、職人の技を生かして様々なデザインで施工できるという。同事業では、まちをショーケース(展示場)に見立て、魅力的な木材利用を促進している。またPRの一環として、設置箇所の写真を収めたカードを制作。
脱炭素社会やSDGsの観点から推進される木材利用。小田原には職人が多く、専門的な知見を生かし継続的な維持管理に役立てていくという。同組合員は「これをきっかけに『木づかい』に貢献できたら」と話す。
設置場所やカード配布の詳細は同組合【電話】0465・23・1851へ。
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