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小田原・箱根・湯河原・真鶴 教育

公開日:2025.07.26

小田原市戦後80年事業
戦争の爪痕 沖縄で学ぶ
中学生が訪問前に講習

  • 戦争について学ぶ生徒ら

 小田原市は戦後80年の節目にあたり、市内の中学生25人を沖縄に派遣する。戦争の悲惨さや命の大切さを現地で学び、次の世代に伝えることが目的。

 生徒たちは8月5日(火)から2泊3日の行程で沖縄を訪問。ひめゆりの塔や対馬丸記念館などで戦争の爪痕に触れるほか、沖縄在住者の声を聞き、平和について考える。

 7月5日には小田原市役所で事前講習が行われた。冒頭で加藤憲一市長は生徒たちに「市民代表として戦争の悲惨さを学び、平和を作る担い手になってほしい」と話した。

 また「戦時下の小田原地方を記録する会」の井上弘さんを講師に招き、戦時下の沖縄と小田原について学習した。井上さんは「今生きている人は戦争で死ななかった人の子孫。あなた自身の存在は戦争と切っても切れない関係」と伝え、生徒は熱心に耳を傾けた。

 事業に参加する高橋あゆ佳さん(城北中2年)は、曾祖父が戦時中出兵したことを知り、平和学習に興味を持ったという。「沖縄で戦争のことを詳しく知りたい」と意気込みを話した。

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