箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年10月20日
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布の中に梅干しの種を入れてつくる「ウメックレス」。市内中町の額田節子さん(69)が3年前に考案し、すでに300個ほど作成した。
きっかけは、自宅で梅酒を作った後のこと。大量に残された種を見て、何かに役立てないかと考えたという。「ハワイにはココナッツ、伊豆大島には椿の実でできたネックレスがあります。梅干しの種を使って、小田原ならではのネックレスを作れれば」
そこで、手芸が得意な額田さんはハンカチを筒状に縫い、その中に洗って1週間ほど天日干しにした種を入れた。種と種の間を布の上からビーズなどで止めてアクセントに。30分ほどで完成するという。また、梅干しの種を割ると「天神様」と呼ばれる核があることから「ネックレスにして身に着けることで、守ってもらえたら」と額田さん。将来は「小田原土産の一つになれば」。現在は、所属する手芸グループ「ミモザ」の展示会などで販売している。