戻る

磯子区

公開日:2012.07.12

「ゆず」の木復活
岡村の有志がイセザキに

  • 2m近くあるゆずの木(左)とかぼすの木の前で平野さん(6月27日設置)

  • 当時「ゆずの壁画」前にゆずの木が置かれていた(2008年10月、松坂屋屋上)

 人気フォークデュオ「ゆず」がかつて路上ライブを行い、今も全国からファンが訪れるイセザキに、彼らの出身地岡村の有志がゆずとかぼすの木を設置した。



 2本の木が置かれたのは、旧横浜松坂屋跡に建てられた商業施設「カトレヤプラザ伊勢佐木」屋上。きっかけは、4年前まで遡る。



 当時の松坂屋では、屋上の「ゆず」壁画の前でファンがメッセージを短冊に書き込めるようにと、ゆずの木を2本設置。本人たちも書き込みに訪れるなど、約1カ月で1千枚以上の短冊が飾られた。ゆずファンを地元で歓迎しようと結成された住民有志団体「かぼすの会」の誘致により、壁画は岡村天満宮に移設されたが、ゆずの木は閉店時に撤去。その後、会の「あのゆずの木を復活させたい」という想いがカトレヤプラザ担当者の耳に届き、設置が実現。今回はゆずの木のほか会の名前にちなみ、かぼすの木も一緒に並べられた。



 かぼすの会の会長で「岡村虎次郎」の名前で活動する平野正さんは「松坂屋のあった場所に置いてもらえるとは思わなかった」と喜びもひとしお。一方、カトレヤプラザでは「ファンの方をはじめ、地域の交流拠点になれば」と話した。

 

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS