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磯子区 人物風土記

公開日:2014.11.06

10月10日に開園25周年を迎えた新杉田公園の所長を務める
中元 なつみさん
杉田勤務 35歳

公園から地域に元気発信

 ○…10月10日にオープン25周年を迎えた新杉田公園。その所長を務める。「私はここでの勤務は5年ですが、地域の方たちの中には、公園ができた当時だけでなく、まだ海や自動車学校だった頃から、この場所を知っている人も多くいらっしゃる。そういった方たちにも、前より良くなったと感じてもらいたい。公園から地域に元気を発信していきたい」。優しい語り口も、公園への想いは熱い。

 ○…副所長を経て、所長になったのは2011年の4月。その際に掲げたスローガン”また来たいと思わせる公園づくり”を念頭に、運営に取り組む。園内の花壇やプランターには常に四季の花が咲き、廃材などを再利用したオブジェや柵などが随所に並ぶ。「手作り感いっぱいで、アットホームさを感じてもらえれば」。知恵が豊富で創意工夫好きな年配スタッフたちとともに、年間約21万人の来園者を迎える。

 ○…出身は福島県中通り。小さい頃はおてんばで、外で遊んでは怪我をして、病院の世話になった。絵を描くことや映画鑑賞が好きで、特に洋画ばかり観ていた。そこから英語に興味を持ち、大学では英文学科へ。卒業後、英会話教室運営会社で6年間職員として勤務したが、造園の世界をめざして一念発起。会社を辞め、福島を出て、藤沢市の専門学校に。「元々デザインが好きでしたし、今思うと父の影響も大きかったのかな」。父親は花や木が好きで、実家はいつも植物でいっぱいだったという。

 ○…昨年9月に結婚し、夫と中区で2人暮らし。「興味をもつと、すぐに始めちゃいます」との言葉通り、手芸でのミニ人形作りや熱帯魚の飼育、消しゴムハンコ作りと、趣味は多彩だ。モットーは、『全てのことには意味がある』。「そのときマイナスなことも、後々自分にとってプラスになると、前向きにとらえるようにしています」。利用者からの叱咤激励を力に変え、公園を盛り上げる。

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