カフェを「地域の部室」に

　○…一人暮らし高齢者や子育て世代、地域活動に関心がある人などが集える場所として「結ｃａｆｅ」を仲間と７日にオープンさせた。３年前にＣＣラボで不定期に開設していたが、念願だったｃａｆｅの常設を果たした。オープンから数日たった店内に、子どもから高齢者が集う姿を眺めながら「地域に必要とされていると改めて感じた」と笑顔を見せる。

　○…小学３年生の時に移り住み、以来ほぼ洋光台で過ごす。２人の子育てで地域の人たちが悩みを聞いてくれたことが地域に目を向けるきっかけに。ＰＴＡ活動では副会長としてこども１１０番事業に尽力。プレートの更新や地域住民を給食に招くなど、地域で子どたちを見守る必要性を実感した。ＰＴＡ活動で気軽に会合などができる拠点の必要性も感じ、一緒に活動してきた仲間と開いたのが「結ｃａｆｅ」。「同じ思いを持つ仲間と運営できることはすごくうれしい」

　○…ＰＴＡ活動を機に「地域拠点のようなカフェをやりたいなと、ぼんやりとした構想は持っていたがまさか実現するとは」。自身がイメージしているカフェが隣町の港南台にあると聞き、「働かせてほしい」と直談判し７年勤務。テキスタイルデザインの知識を活かし、地域の作家と住民をつなぐ役割を担い充実した日々を過ごしてきた。一方で、「頭のどこかに洋光台のために活動したい思いもあった」。港南台での経験を活かし４年前からは洋光台でキャンドルナイトのイベントを立ち上げた。

　○…屏風ヶ浦地域ケアプラザで子育て中の母親の相談にのる子育て支援者として活動している。「小さい子どもを抱っこして、自分的にはリフレッシュになっている」。街中で困っているお母さんがいれば積極的に声をかけるのは「子どもは家族だけでは育てられない」との思いから。結ｃａｆｅ開設もそのような思いから。「カフェが地域の部室のようになれば」