インターネットで予約した市立図書館の蔵書を、図書館以外の場所で受け取り、返却ができる「図書取次サービスポイント」の整備が市予算案に計上され、2016年1月から港南台地区センターでモデル実施される見通しだ。区内でも隣接する洋光台地区などの住民にとっては、利便性の向上が期待される。
来年1月スタート予定
図書館を所管する市教育委員会によると、現在は市立図書館のホームページから蔵書を予約する場合、受け取り場所に各区の図書館を選ぶことになるが、1月からモデル実施が始まると港南台地区センターも選択できるようになる。
モデル実施も継続前提
モデル実施案によると、取次サービスは港南台地区センターのカウンターで行う予定で、休館日を除き、午後0時30分から始まり、月曜日から土曜日までは8時、日曜日・祝日は4時までの利用となっている。モデル実施ではあるが、将来的に継続することを前提としている。15年度は図書館のオンラインシステムの改修費など700万円が計上されており、年間の維持費は500万円程度を見込んでいる。
現在市内では、東戸塚駅と二俣川駅にある行政サービスコーナーで同様の取次サービスが実施されている。港南台地域は住民からの要望が強かったことに加え、昨年4月に「横浜市民の読書活動の推進に関する条例」が施行されたことなどを踏まえ、今回市内で唯一モデル実施に選定された。市教委は今後、港南台と同様に利用不便地域には図書取次サービスポイントを整備していきたい考えだ。
磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|