磯子図書館をはじめとする区内5つの施設で「ライフステージに合わせた本の巡回展示」が行われている。
これは磯子図書館の司書が選んだ、幼児、小学生、中高生、大人、シニアの各世代向けの本を、それぞれ30冊のセットにして各施設で一カ月ずつ巡回展示させる取り組み。区が今年2月”まちじゅうを図書館に”をコンセプトに策定した「読書活動推進目標」に基づき、より身近な場所で読書に親しめるよう企画された。上中里地区センター、杉田地区センター、根岸地区センター、滝頭コミュニティハウス、磯子図書館が参加している。展示中の本は施設内での閲覧のみで、貸し出しは行わない。
この取り組みを企画した磯子図書館の担当者は「これまで図書館でしか読めなかった蔵書が地域の方の身近な場所に展示されることで、本を手に取るきっかけが生まれれば」と期待する。各施設からも「近年、施設の図書の貸し出し数が減っている。巡回展示が地域住民の読書のきっかけにつながれば」「本を縁に他の施設と連携できるのはいいこと。施設にない本も図書館はあると知っていれば、利用者にも薦めやすくなる」との声が上がる。
各テーマ本の8月中の展示施設は次の通り。▼上中里地区センター/生き方を見つけるティーンズの本(中高生向け)▼杉田地区センター/人生を楽しくシニアの本(シニア向け)▼根岸地区センター/はじめて出会うものがたり(小学生向け)▼滝頭コミュニティハウス/生活を楽しむおとなの本(大人向け)▼磯子図書館/はじめて出会う絵本(赤ちゃん・幼児向け)
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