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伊勢原 社会

公開日:2012.06.22

夢追う小さなピアニスト
県教育長賞・尾崎智宏くん(串橋)

  • 自宅での練習も毎日こなしている尾崎くん

 プロのピアニストを夢見て、毎日ピアノに向かっている小学生がいる。4月に行われた第28回かながわ音楽コンクールのユースピアノ部門・小学3・4年生の部で県教育委員会教育長賞に選ばれた尾崎智宏くん(串橋在住・4年生)だ。



 初めてコンクールに参加し、およそ150人の中から奨励賞にあたる県教育長賞に選ばれた尾崎くん。当日は900人の観客を前に尾高惇忠の「愉快なトランペット吹き」、ディアベリの「ソナチネ」を披露。「観てくれる人が多いほど頑張れる」と話すように、尾崎くんはプレッシャーに負けない強い心を持つ。



 現在、尾崎くんは今大会の上位入賞者のみが参加して、8月24日に横浜市で開かれるコンサートにむけ練習に取り組んでいる。当日はグリーグ作「詩的な音の絵」を演奏する予定。曲について尾崎くんは「16分音符が多く、タッチも多いから指が痛い」と不安を口にするが「伊勢原市の代表としてコンサートに出るつもりで頑張りたい」と語る。



 5歳でピアノを習い始めた。現在は週1回音楽教室に通い、それ以外の日も毎日、自宅で3時間以上の練習をこなしている。「将来は辻井伸行さんのようなピアニストになりたい」と尾崎くん。夢を思い描きながら、8月のコンサートにむけ演奏に磨きをかける。

 

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