川崎区・幸区 スポーツ
公開日:2025.12.19
ヤクルト野球教室
新人王が投球指導
児童112人が汗を流す
セ・リーグ新人王に輝いた荘司宏太投手ら現役プロ野球選手による「東京ヤクルトスワローズ野球教室」が11月29日、多摩川土手の河川敷グラウンドで初めて開催された。当日は中原区の学童野球チームの5・6年生112人が参加し、選手とともに汗を流した。
川崎区企業が企画
同企画は、神奈川東部ヤクルト販売(川崎区田島町)と同球団が子どもたちに野球の楽しさを伝えることを目的に地域貢献活動の一環として実施した。
指導役を務めたのは荘司投手のほか、小澤怜史投手、外野手の増田珠選手の3人。荘司投手が「思い出に残るような楽しい一日にしましょう」と声を発すると、子どもたちからは「新人王おめでとうございます」の声が上がった。
参加者はグラウンドを走り、キャッチボールで体を温めた後、投手と野手に分かれて指導を受けた。投手組のコーチ役となった荘司投手はピッチャーにとって必要なコントロールを身に付けるために体幹を鍛える大切さを説き、投球フォームだけでなく、投球動作の後に片足で立ち続けるなど具体的な練習法を伝授した。
参加した5年生の児童は「捕球などの守備について教えてもらったことを試合の中で生かしたい」と笑顔を見せた。
中原区子ども会連合会の小笠原茂春会長は「子どもたちは素直に技術を吸収していた。貴重な経験を積めてありがたい」と感謝した。
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