中学生硬式野球チーム「伊勢原リトルシニア」の監督を務める 大里 悦男さん (株)アクティブ代表取締役 54歳
厳しさは愛情のあらわれ
○…上粕谷にある練習グラウンドで一際大声を上げているのが、創立初の神奈川・静岡58チームの頂点に立った「伊勢原リトルシニア」の監督だ。知人の紹介からチームを任され4年、これまでは1、2回戦で敗退していた伊勢原シニアを、全国常連チームらを撃破するまでに成長させた。他チームからは優勝請負人などと称されるほどの手腕で、様々なチームを勝利へと導いている。
○…大和市在住。ソフトボールをやっていた母の影響で、小学4年のときに野球を始め、恵まれた体格に加え打席に立てば塁に出るというような、ピカイチの野球センスをもつ少年だった。中学時代は県大会を春夏連続で準優勝するチームの主将を務め、卒業後は名門・桐蔭学園に入学し1年の秋から5番バッターを任され甲子園まであと一歩まで進んだ。大学でも続けたが故障で現役を引退。ひょんなことから36歳のときに中学生の指導者へ。現在のように選手のレベルをじわじわと上げ、全国優勝という最高の結果をチームにもたらした。「大人になっても感動は良いもの。選手にもその家族にも、皆で味わえる感動をこれから作っていけたら」と先を見据える。
○…練習では緊張感を高め、120%の力で取り組ませる。すると本番ではきっちりと100%が出せるという考え。技術や戦略などはもちろん大切だが、何よりも礼儀には厳しい。「勝負の世界はいつも紙一重。結果がどうなるかなんて誰にも分からないんだから、日頃の生活から一生懸命やるだけですよ」
○…大きな体格から飛ばす激は迫力満点。声を上げると選手たちは自然と姿勢が正される。その一方で選手たちの活躍や、礼儀が出来ているときは本当に嬉しそうな表情を見せる。「勝負も大事。けれど人間力はもっと大切。野球を通して鍛えて欲しい」。厳しい指導の反面、誰よりも選手の成長を喜んでいるのはいつも監督なのかも知れない。
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