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都筑区 社会

公開日:2025.10.02

サッカーで発信 「いじめダメ」
元日本代表・名波浩さんも応援

  • 名波さん(最上段中央)といじめストップを約束し、記念撮影する子どもたち

  • 決勝戦で豪快なヘディングを決めるEMSC

 小学生のサッカー大会を通じ、「いじめストップ」のメッセージを横浜から発信することを目的とした「ピンクシャツカップ」が9月23日、ニッパツ三ツ沢球技場=神奈川区=で開かれた。大会には元サッカー日本代表の名波浩さんが訪れ、決勝戦を観戦。表彰式ではプレゼンターとして優勝チームなどにトロフィーを手渡した。

 大会はサッカースクール「FC SANCTUS」=保土ケ谷区=と認定NPO法人神奈川子ども未来ファンド=中区=が実行委員会を作り行われた。サッカースクールの代表で実行委員会の委員長を務める加藤晋平さんは、毎年2月に横浜駅周辺で「ピンクシャツデー」の啓発イベントを開催している同ファンドの活動に共感。サッカー以外で多様性を学ぶ機会として、子どもたちと一緒に会場でボランティア活動を行っていた。

 「ピンクシャツデー」とは、ピンクシャツなどピンク色のものを身につけることで「いじめ反対」の意思表示をする啓発運動のこと。カナダでピンクのシャツを着ていじめられた男子生徒を助けるため、上級生たちがピンクのシャツを配り、学校中がピンク色に染まったことがきっかけに始まった。現在は約180の国や地域に広がる世界的運動の一つとなっている。

 加藤さんは子どもたちが楽しくスポーツをしながら社会の大切な価値観を学ぶ場として大会を企画。2023年2月と24年2月にフットサル大会を開催し、今年3月には静岡県川根本町で主旨に賛同した市民団体との共催でサッカー大会を開催している。

 今回は、子どもたちに大人と触れ合う経験や企業とのつながりを持つことで、将来の夢や選択肢が広がれば、との思いも込め、三ッ沢競技場の命名権を持つ日本発条株式会社や明治安田生命相互保険会社などに声をかけサポートが実現。子どもたちは試合の合間に競技場内に設けられた企業ブースで製品の体験やワークショップなどを楽しんだ。

 大会には横浜中華学校や横浜FマリノスU10など市内9チームに加え、千葉県柏市からも参加。大会は神奈川区のEMSCが優勝した。

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