旭区・瀬谷区 人物風土記
公開日:2024.01.25
「横浜太鼓祭浜の和太鼓コンテスト」大太鼓シニア部門で優勝した
好田 知佐子さん
若葉台在勤 62歳
第二の人生響かせる
○…初出場となる大太鼓シニア部門で、他を寄せ付けない演舞で日本一に輝いた。「本番は緊張で頭が真っ白。優勝と言われても実感が湧かなかった」と驚きを見せた。「60歳を迎える前に新しい挑戦がしたい」と4年前に大太鼓のコンテストへの挑戦を決めた。所属する区内の和太鼓集団「打鼓音」で、子どもたちへの指導などの業務に追われながら練習を続けた。「支えてくれた人たちに感謝の思いでいっぱい」と目を細める。
○…短大を卒業後、幼少期からの夢だった保育士に。勉強会にも積極的に参加するなど、保育士一本の生活を送っていた。和太鼓との出会いは20年ほど前、保育園での教室だった。それを機に楽しさに目覚め、10年ほど前に保育士を辞めて、「打鼓音」に転職した。「周りからは将来の園長先生になるような人なのに、と猛反対された」と懐かしそうに笑う。
○…「人のために動く性格で、家族など周りを優先してきた」と自己分析。「中学生の頃から家事を任され、出産してからは子どものために時間を使い、自分の好きなことはしてこなかった。子どものことを考えるのが全てだった」と振り返る。しかし、和太鼓を始めてからは「自分のために時間を使ってもいいのかなと思うようになった。自己表現することにも目覚めた」と語る。
○…「最初はうまく叩けず、気づいたら何時間も練習していたくらい没頭していた。1年後に成長している自分を楽しみに、努力を続けていた」と苦労を滲ませる。和太鼓を演奏するうえで意識しているのは「見てくれる人が笑顔になり、元気が出るようになる」ということ。「これからも、子どもたちに夢を与えられるように、体力がもつ限り全力で演奏したい」と目を輝かせる。
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