高津区 教育
公開日:2026.02.06
高津高校総合的探究
行政課題を「自分事」に
区役所と初連携 成果発表
市立高津高校の2年生が1月23日、「総合的な探究の時間」で取り組んできた成果を発表した。
この日、高津市民館の会場には2年生のほか、来年度に活動を控える1年生も参加。見慣れた学校の体育館ではなく、外部の公共施設で発表するとあって、生徒たちは緊張感の中で10カ月間の学びを披露した。
事前準備に1年
総合的な探究の時間とは、各教科で学んだ知識や技能を実際の課題と結びつけ、他者と協働しながら、社会課題に主体的に立ち向かう力を養うことを目的としている。
これまでは生徒自身がゼロから課題を見つける形が主流だったが、今年度は高津区役所が実際に抱えている地域課題をテーマに「どのように解決するか」をスタートとした。
同校の担当教諭は「幸区の高校では、生徒の発想が実際に行政PRを成功させたとうかがった。この事例をヒントに今回、当校でも実践できないかと企画した」と話す。実現にあたっては、2024年に区役所へ打診し、約1年の調整を経て、区役所の企画課や地域振興課など、さまざまな部署が生徒に伴走する新体制が整えられた。
生徒たちは、提示された「高津区の魅力をHPや動画で伝えるには」や「保育園の入園実態調査」といった課題に対し、全63グループに分かれて探究を進めた。そして、12月に行われた校内選考を経て、選抜された8グループが高津市民館で登壇した。
つなぐ「探究」のバトン
当日は、区役所の職員へのヒアリングや地域でのアンケート調査などで得たデータをもとに、若者ならではの視点で改善案を提案。客席では、1年生が先輩たちの発表を見守りながら熱心にメモを取り、発表終了後に鋭い質問を投げかける姿も見られた。
発表を行った女子生徒は「調査を通じて、地域課題を自分ごととして考えられるようになった」と振り返った。
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