本郷中吹奏楽部 初の全国 地域も応援 26日に名古屋市で大会
６００人が集まった地域コンサート
本郷中学校吹奏楽部が10月26日（土）に愛知県名古屋市で行われる「第61回全日本吹奏楽コンクール」に東関東代表として初出場する。全国へ駒を進めたのは横浜市内の中学校として４校目。待ち望んだ全国の舞台を前に、学校関係者やＯＢ、地域の人などから数多くの激励や期待が寄せられている。
今年はいつになく部員が少なかった―。50人以上の編成で出場する同コンクール。例年は部内で選考して出場メンバーを決めていたが、今年は部員数50人。入学後初めて楽器を手にした１年生も含め、全員が舞台に上がった。
そんな逆境にも負けず、８月の県大会では最も評価の高い学校に贈られる朝日新聞社賞を獲得。３年連続の受賞で勢いに乗った。
上位３校が全国に進む９月の東関東大会。過去７年連続で出場しながらも、４位に終わり、あと一歩のところで全国出場を逃していた。今年は、全国への切符を県大会の勢いそのままに、全員が心を一つにして掴み取った。会場で演奏を聴いたという窪田智明校長は「大会を終えるごとに必ず上手くなっていた」と評価する。
「全身全霊で演奏」
生徒の頑張りをさまざまな人が支え、応援している。10月６日には同校同窓会が主催して「全国大会出場記念演奏会」を開き、ＯＢや地域の人など６００人以上が集まる中、大会で演奏する復興への序曲「夢の明日へ」と「復興」を含む６曲を奏で、温かい拍手がおくられた。
また18日には区が同校で「激励会」を開催。栄区連合町内会が同部に支援金を贈り、同部も同会メンバーや尾仲富士夫区長らを前に演奏を披露した。尾仲区長は「ベストを尽くせばそれが最高の結果だと思う。悔いのないように」と激励。磯崎保和連合町内会長も「全国は大変だと思うが気持ちを楽にして演奏を」と呼びかけた。それに対し、部長の室井健太郎君（３年）は「全国に行くにはたくさんの時間がかかった。地域のみなさんのおかげもあり、感謝したい。全身全霊で悔いのないように頑張る」と部を代表して宣言した。
全国大会には29校が出場、各校に金・銀・銅いずれかの賞が贈られる。
尾仲区長（右）らも激励に訪れた
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