栄区版 掲載号:2017年1月5日号 エリアトップへ

栄公会堂で行われる和太鼓公演に出演する 吉井 盛悟さん 野七里出身 35歳

掲載号:2017年1月5日号

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和太鼓通じて地元に力を

 ○…太鼓や篠笛などの和楽器奏者として国内外のステージに立ち、舞台音楽の担当などでも活躍。自身が学生時代に立ち上げた和太鼓グループ「昇龍」のOBらとともに、栄公会堂で1月13日に行われる和太鼓公演「さかえ時のうつろい」へ出演する。「公会堂での演奏は久しぶり。昔の仲間たちと一緒にできることが楽しみ」と本番を心待ちにしている。

 ○…三味線を弾いていた母親や洋楽好きな兄の影響で、音楽に親しんで育ち「子どもの頃はマイケル・ジャクソンが好きで、よくまねして踊っていた」。野七里小学校、庄戸中学校で学び、太鼓や篠笛は中学時代に文化祭の出し物として担任教諭から提案されたことがきっかけで始めた。「西洋の音楽もいいけど、自分ではどこか『本物』にはなりきれない思いがあった。でも太鼓などの和楽器は違い、自分の音楽に出会った感覚がした」。集まったメンバーは和太鼓「昇龍」と名乗り、文化祭以降も地域の祭りなどで演奏。高校卒業後は佐渡の太鼓芸能集団「鼓童」へ進んで10年活動した後、独立して世界各地で日本の伝統芸能を発信している。

 ○…「鼓童」へ進むまでの約20年を過ごした地元・栄区はありのままでいられる場所。「仲間たちがいて、帰る場所があるのはありがたい。円海山だって愛すべき大切なもの」としみじみ語る。少年時代は瀬上池で泳いでから登校したり、いたち川で釣りをしたことが思い出。「川のあの辺には、どんな魚がいるってことがだいたい分かっていたね」と懐かしそうに話す。

 ○…国内外各地を転々とする中で、人が集まれば自然と音楽が始まるような音楽や伝統芸能が根付く地域をたくさん見てきた。母校が閉校するなど、地元に対して寂しさや課題も感じ「芸能が根付いている所は田舎でも活気があるし、うらやましい」。経験や技術を地元や後輩たちにも引き継ぎ、和太鼓で栄区を盛り上げていく。

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