西柴中 独立開校から半世紀 記念式典で応援歌が復活
西柴中学校の創立50周年を祝う記念式典が、10月27日に行われた。当日は学校関係者や地域の人など約90人が招かれ、50周年を祝った。
式の冒頭では、卒業生で創立50周年記念事業実行委員長の五十嵐道子さんや羽賀康明校長があいさつ。羽賀校長は「50周年を迎えられるのも西柴魂を引き継いできたから。今度は一人一人に、それを引き継ぎ、引き渡す責任がある。60年、70年と歴史を重ねる中で、この魂が流れるよう日々過ごしてほしい」と話した。
その後、第1期生徒会長の花島実さんの歴史を振り返るスライド上映や、2年学級委員会が制作した映像上映が行われた。映像で振り返ったのは歴代の卒業アルバムや、現存する写真など。白黒写真で残る当時の生徒の姿を、在校生が再現するという演出に生徒からは時折笑いが起こった。
また、式典中には第1期生2人が作ったという応援歌が50周年を記念して復活。会場には伴奏に合わせて口ずさむ声が響いた。
分校として開校
西柴中学校は1960年に、横浜市金沢中学校西柴分校として開設。その約2年後の1963年5月1日、市立西柴中学校として独立開校された。職員数28人、生徒842人、18学級でのスタートだった。当時の学区は青砥から谷津まで。富岡小学校と八景小学校を卒業した生徒が通っていた。開校当初の校庭は、でこぼこで石が多かったため、朝礼後に生徒がその石を拾い整備。その中で行われた運動会では皆裸足で参加していたという。
1970年代に西武金沢文庫住宅(西柴団地)の開発が開始。裏山は崩され、宅地が造成された。それに伴い、生徒数も増加。一時は1200人にも上ったという。現在は西柴、片吹、長浜、谷津町、堀口などから435人の生徒が通う。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>