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金沢区・磯子区 スポーツ

公開日:2014.09.04

区剣道連盟が60周年
横浜中学校で記念大会

  • 各市区の代表がしのぎを削った

 横浜中学校体育館で8月30日、金沢区剣道連盟の創立60周年を記念する剣道大会が行われた。

 大会ではまず、高野道場(釜利谷東)館長の高野力さんと横浜高校剣道部顧問の加藤公一さんによる日本剣道形が披露された。続いて、市内各区と横須賀市の剣道連盟がそれぞれ編成したチームが、トーナメント形式で試合を行った。

 同連盟会長の道下澄雄さんは「先輩方が築いた実績や思いを大切にしていく。これからの子どもたちも、剣道を通して人間的な成長をしてほしい」と話した。

 試合の結果は次の通り。優勝/瀬谷区剣道連盟、準優勝/戸塚区剣道連盟、3位/金沢区剣道連盟A、横須賀市剣道連盟

剣道復興めざし発足

 金沢区剣道連盟は1954年10月に発足した。立ち上げの中心となったのは、52年に高野道場を設立した故・高野武さん、初江さん夫妻だ。連盟設立の背景には第二次大戦後、GHQの命令で中止となっていた剣道を、再び復興させたいという思いがあったという。

 高野武さんは全日本剣道連盟の審議員や県剣道連盟の会長を歴任し、区内外の剣道復興に尽力した。「武先生の熱心な指導や思いは区内の剣道人に受け継がれている」と道下会長は話す。

 昨年は関東学院大学職員の堀佳奈美さん、高野道場の有働日向子さん(当時小4)、大埜成夢さん(当時小6)が全国大会に出場。今年8月には横浜高校剣道部が13年ぶりに県大会を制覇し全国高校総体へ。また同校の澤田祐太さんが個人で同大会に出場している。

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