神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

人口減少 5年連続 1000人超え 20代の転出超過目立つ

社会

公開:2015年2月12日

  • LINE
  • hatena

 神奈川県人口統計調査の結果が1月30日に発表され、金沢区の昨年1年間の人口減少数が1216人であることがわかった。1000人を超えるのは5年連続で、若い世代を中心に転出超過が目立っている。

 区の人口は07年の21万2423人をピークに減少を続けている。11年以降1000人以上が減少しており、2015年1月1日現在の人口は20万3237人と推計される。

若年層が東京転出

 総務省が2月5日に発表した「住民基本台帳人口移動報告」によると、転出者数から転入者数を引いた「転出超過数」は836人。県内では横須賀市の899人減に次いで大きかった。

 年齢別に見ると、30〜50代がそれぞれ100人程度の転出超過。20代の転出超過の割合が突出して大きく、520人減だった。

 全国的に若年層が、進学や就職などを理由に東京圏へと集中する傾向がみられる。金沢区も同様で「東京都への転出が多いデータが出ている」(区統計選挙係)という。

 また富岡西にある不動産会社の経営者は、若い世代が区内の不動産に手を出しにくくなっている傾向を指摘。「(金沢区は)元々建売り住宅が多い地区。売られる土地は区画が広く価格が高いことも一因ではないか」と話す。

「人口減対応のモデルに」

 転出超過数が目立つものの、区政推進課の小川久美子課長は「金沢区へと移り住んでくる人がいることも事実」と話す。若者がより地域に溶け込みやすい環境を作るために、子育て環境の整備などを進めていきたい考えだ。

 さらに若年層の流出に備え、「高齢者が健康に暮らし続けるための施策も必要」と強調。ロコモ予防の啓発や、健康ウォーキングなどを推進していく。

 将来的に横浜市全体で人口減少が起こる推計がある。小川課長は「特効薬はないが、減少傾向が先に始まっている金沢区が対応のモデルとなるよう、努力していきたい」と話した。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6

こどもホスピスへ理解を

設立の動き全国各地で

こどもホスピスへ理解を

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

「食」のシェア空間が完成

磯子区洋光台

「食」のシェア空間が完成

飲食店開業など支援

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

ランドセルを海外へ寄付

金沢区PTA連絡協議会

ランドセルを海外へ寄付

15の小中学校から352個

4月11日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月18日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook