3月の東日本大震災による津波で大規模な被害が出たことを踏まえ、滝頭第一自治会(林貞三会長)が標高の入った防災マップを作成した。
今回、同自治会が作成したのは、地域内の消火用ホース格納箱や街頭に設置されている消火器の場所をまとめたもの。地図内にはそれぞれの場所がイラストで示されているほか、裏面には具体的な設置箇所の番地と目安となる建物などが一覧表になっている。また、震災時の津波を想定し、公園や交差点など14ヵ所の標高も書き込まれた。
マップの作成は、3月の震災発生を受けて、4月の自治会役員会で議決。その後、役員らが表の形でまとまっていた消火器などの場所を地図上で確認して書き込んでいったほか、インターネットで地域内の公園などを検索し、それぞれの場所ごとに標高を調べた。3ヵ月後の7月には原本が完成。印刷作業が行われ、9月の防災の日に合わせて、約1300世帯の全会員に配布された。
林会長は「滝頭地区は堀割川沿いから見て、ほぼ平らな場所がほとんど。津波の際には、川を逆流した津波が流れ込む可能性もある。今後は、この地図を使って、地域で津波対策の避難訓練なども行っていきたい」と話した。
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