磯子区 人物風土記
公開日:2013.02.28
5周年を迎えたNPO法人 地域コミュニティネットワーク・ヨコハマの理事長を務める
新井 貴さん
森在住 64歳
人と人との絆を大切に
○…区内の銀行支店やインターコンチネンタルホテルなどで開かれる「障害者が描く等身大肖像画展」など、障害者の自立や高齢者支援に取り組むNPO。理事長として先月、設立5周年フォーラムを行った。「当初から人と人のネットワークが大事と思っていましたが、改めてそれを感じた5年でした。支援活動には人的つながりが大切ですし、活動継続には、多くの方や企業から支援していただき、財政基盤をしっかりさせることも必要ですから」
○…きっかけは市職員時代に、区内の仲間と始めた自主勉強会「磯子のまちづくりを考える会」だった。「行政の立場で地域問題を考えていたが、役所は一面的になりがち。自治会やボランティアなど、実際に活動している人たちの生の声を聞きたかったんです」。様々な課題を語り合う中で、NPO設立の機運が高まり、58歳で市を早期退職。理事長としてNPOを立ち上げた。絆を大切に活動を続け、当初10人だった会員は現在100人以上、医師や大学教授、弁護士など多分野の専門家や様々な企業も名を連ねる。
○…生まれは金沢区も、入園前には磯子区森に。小さい頃は、大人しくて内気な子だった。「当時は屏風浦駅前に広場があって、そこでよく野外映画会があったんだ」と、懐かしそうに目を細める。屏風浦小から、中学高校は聖光学院へ。市立大を卒業後、関心のあった都市行政に取り組もうと横浜市に入庁。まだ更地だったMM21地区のプランニングや姉妹都市との交流事業などに携わった。
○…長男と次女は独立し、現在は妻と長女との3人暮らし。趣味は「黒沢明監督の大ファン」という映画観賞と、庭園や歴史的建物を見て回るカントリーウォーク。座右の銘は『魂の喜びは行動の内にある』。「考えることは大切ですが、実際に行動してみることでより深くわかることもある」。5年前から今も、その言葉を体現し続ける。
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