地域が文化祭を後押し 丘の上美術館で展覧会
展示室に作家たちの作品が並ぶ
岡村にある横浜丘の上美術館（宮崎曠代館長）で６月14日から16日と21日から23日の６日間、「第四回かささぎ会＆若楠会文化祭」が開催された。15日にはオープニングパーティーが行われ、約１２０人が参加した。
文化祭は、東京佐賀県人会のかささぎ会と若楠会が共催。東京や佐賀、磯子区在住の作家たちと、横浜学園高校アートコースに通う生徒たちが出展している。来館者たちは、展示室に並ぶ絵画や書、写真、刺繍などの作品を鑑賞していた。
友人たちと会場を訪れていた遠藤雄治さん（磯子在住）は、今回初めて自身の作品を出展した。「磯子に素晴らしい美術館があることを知って欲しい」と話す。
また、横浜学園高校の生徒達も鑑賞に訪れ、展示作品の構図などを熱心に観察し、コメントを書き込んでいた。
この文化祭は、地域住民たちによる出展や、展覧準備といった協力によって実現している。宮崎館長は、「作品に触れた地域の方々が、将来の磯子の芸術文化を担っていってくれれば」と話した。
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