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磯子区 人物風土記

公開日:2013.09.19

アーティスト名『エソラビト』として区内の商店街などのテーマソング制作に取り組む
菜々子さん
川崎市在住 31歳

音楽で地域に貢献を

 ○…商店街のイベントに参加するなど、縁のある磯子。今回、曲を作ったきっかけは、JR新杉田駅とらびすたをつなぐ歩道橋での路上ライブで、サンモール洋光台の柿木稔会長に声をかけられたことだった。3月に洋光台を舞台にした曲『旅立ちの日に〜洋光台(ふるさと)はいつもここに』を披露すると、地域の人から「昔を思い出した」と温かい声。「内側から地域を知り、住んでいる方に共感してもらえるような曲を作りたい」と意欲を見せる。

 ○…『エソラビト』という3人組バンドで活動を始めるが、直後に東日本大震災が発生。音楽で何かできることはないかと、全国で路上ライブを行い、販売したCDの売り上げで被災地の小学校に楽器を贈った。支援活動を通じ「音楽で社会に貢献したい」という気持ちが明確に。バンドの方針を地域に根差したものへとシフトした。4月からメンバー2人は事務所の運営に専念。2人のサポートのもと、1人『エソラビト』の活動を続けている。

 ○…小田原市出身。小さい頃は嫌なことを言われても言い返せないほど気が弱い性格だったが、「歌っている時は楽しかったし、気持ちよかった」。小学生の時に他の学年の先生から歌声を褒めてもらったことを振り返り「音楽に救われてきた」と微笑む。学生時代は陸上部に所属し、「頭を使わず感覚でできることが好きみたい」と照れながらその理由を話す。子どもと歌ったり遊んだりできるからと短大では幼児教育を専攻。教諭資格を取得するも、加入していたバンドでメジャーデビューをめざし、音楽の道を進む。

 ○…冷蔵庫をいっぱいにしてしまったことがあるほどのチョコレート好き。「スイスに旅行してミルクチョコレートを食べ歩きたい」と目を輝かせる。仲の良い歌手とカフェで5時間話し込んでしまうことも。歌手であっても一人の女性。限られた時間でも美味しいものやお喋りを楽しんでいる。

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