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磯子区 人物風土記

公開日:2014.04.03

区主催のフォトコンテストで、最優秀賞を受賞した
齋藤 正彦さん
埼玉県在住 59歳

努力で理想の1枚を撮影

 ○…区主催のフォトコンテストで、夕陽色に染まる磯子のヨットハーバーを海の見える公園から撮影した写真が、最優秀賞に選ばれた。「このような賞をもらえると思っていなかったので、とにかくびっくりしました」。撮影場所は、仕事で磯子に通っていた際に偶然見つけた。「磯子には、なんて素晴らしい場所があるんだと思いました。ヨットと海、工場とのコントラストが面白かった」。通勤前後の朝夕だけでなく、休日にも訪れ、刻々と変わる風景を何枚も撮影した。

 ○…写真を撮り始めたのは10年ほど前。家族旅行で泊まった新潟のホテルでコンテストがあり、手持ちのコンパクトカメラで撮った写真を何気なく投稿したところ、入賞作品に選ばれた。「みんなに褒められることの楽しさを体験しました」といたずらっぽく笑う。すぐに小遣いを貯め、本格的な一眼レフカメラを購入。地元のコンテストなどで優秀賞や佳作には選ばれていたが、今回初めて最優秀を手にした。

 ○…東京・練馬出身。小さい頃は体が大きく、やんちゃな子だった。「とにかく勉強は好きじゃなくて、外で駆け回っていましたね」と苦笑い。高校は大学附属校に進学したこともあり、「のほほんと過ごしていたら、下から数えたほうが早いくらいの成績でした」と肩をすくめる。大学を卒業後、東京のトヨタ系列ディーラーに就職。自動車の販売を25年、本社勤務を10年勤めた。会社の早期退職募集に合わせ、58歳で退職。マンションの管理会社に移り、磯子の現場に通っていた際、地域の掲示板で今回のコンテストを知った。

 ○…息子は独立し、現在は妻と2人暮らし。夫婦ともに釣りが趣味で、休日には揃って車で、大磯や三浦半島へと繰り出す。「最近は私が写真ばかりで、家内からはぶーぶー言われています」。好きな言葉「努力は天才にも勝る」の通り、理想の1枚を求め、ひたすらシャッターを切り続ける。

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