地域住民と貴賓館料理人 新名物考案でコラボ 地元食材使い試作会
横浜プリンスホテル跡地にある和食レストラン「中村孝明 貴賓館」(磯子)で7月27日、磯子の新名物試作会が開催された。この取り組みは、地域にゆかりのある食材を使用し、地元住民と同店の料理人が共同で、磯子の新名物となるメニューを考案する企画。第一段となった今回は、杉田梅などを使った創作茶漬けの試作が行われた。
同企画の主催は、地域に根差したレストランをめざす「中村孝明 貴賓館」と、同じ区画にあるマンション・ブリリアシティ横浜磯子の管理組合事務局である磯子タウンマネジメント倶楽部。同倶楽部・事務局長の加藤友教さんは「地域住民と地域の食に関わる人たちが共同で考案することで、新しい名物ができあがれば面白いのでは」と同企画について説明する。
第一段となった今回は、暑い夏でもさらっと食べられる創作茶漬けがテーマ。同倶楽部が主催する朝市や講座などで交流のある増田園や杉田・梅塾なども企画に協力し、使用する食材を提供した。
また、参加者の意見を基に考案されたメニューは、貴賓館の期間限定メニューとして販売されるという。
中村孝明氏が審査
試作会には住民や関係者など34人が参加。杉田梅や湘南しらすといった具材や、山葵などの薬味、ジュレ状の出汁や、緑茶、ほうじ茶などが並べられ、思い思いに試作に臨んだ。
審査を行ったのは、同レストラン社長の中村孝明さん。地域住民の織田拓郎さんが考案した茶漬けを「定番の具材である梅を上手く使い、レモンをきかせた面白いメニュー」と評価し、同店で販売する期間限定メニューとして選んだ。
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