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磯子区 社会

公開日:2014.12.25

岡村のタクシー会社
手作りかるたで事故0(ゼロ)へ
地域の子どもたちへ寄贈

  • 中村所長(右)とカルタを受け取った子どもたち

 岡村に営業所を構える第一交通産業グループ(本社・福岡県、田中亮一郎代表取締役社長)は、このほど、地域での交通事故をゼロにしようと「交通安全かるた」を制作した。

乗務員が標語考案

 このかるたは、日頃街中を運行している同社タクシー乗務員たちから、事故が起こりそうになった経験や、交通安全にまつわる標語を募集し、1年間かけて作られたもの。「あぶないよ 自転車 無灯火 見えないよ」といった47の標語と、それぞれ手書きのイラストが印刷されたカードがセットになっている。

 区内にあるヒノデ第一交通(株)磯子営業所の中村行一所長は、このかるたについて「地域で営業するタクシー会社として、地域の交通事故をゼロにすることが社会貢献の一つ」と話した。

16日には岡小訪問

 同営業所では、今月から近隣の保育園や学童クラブなどにこのかるたを寄贈している。12月16日には、営業所の担当者らが岡村小学校放課後キッズクラブを訪れ、児童たちにかるたを手渡した。

 中村所長は、約60人の児童らに「かるたで遊びながら交通安全について学んで、岡村小学校から事故をなくして」と呼びかけると、子どもたちは元気よく「はい」と答えていた。キッズクラブ主任指導員の田辺美代子さんは「学校の周りは坂道が多い。かるたを通して事故に対する関心がより高まれば」と話した。

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