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磯子区 人物風土記

公開日:2015.04.09

今年度から磯子区長に就任した
小林 正幸さん
栄区在住 55歳

議論重ね、良い街づくりを



 ○…自身初の区長職をこの街でスタートさせる。区内各所へ挨拶に飛び回る毎日。磯子で出会う人々の温かさに触れては、緊張もほっと和らぐ。「地元を良くしていこうという熱意のある方たちと一緒に仕事ができるのがとても嬉しい」と笑顔。期待に胸を膨らませながらも「街の行政を預かる立場としては身の引き締まる思い」と襟を正す。



 ○…「街づくりに携わりたい」との熱い思いから、技術職として市に奉職。当時は横浜に都市機能を集約し、利便性を高めていった時代。学生時代に専攻した土木の知識を活かし、交通や道路事業に尽力する。港南土木事務所では、環状2号線内「港南ひまわりトンネル」工事を担当。思い通り進まないこともあったが、「住民と議論を重ねて街づくりへの思いを擦り合わせていけば必ず良い事業になる」と学ぶ。「事業が終わり地域の方にありがとうと言ってもらえる度嬉しくなる」。地域の人と共に街を造る楽しさは今も忘れない。



 ○…東京都出身。「じっと座っているのが苦手なタイプ」で、子どものころは野球をしたり、ザリガニを釣ったりと、遊びまわって過ごす。高校時代は体操部に所属。バック転や鉄棒などの危険な技も、信頼する部の仲間たちと練習を重ねて習得した。「信頼から良いパフォーマンスが生まれるのは仕事も同じだね」。にっこりと笑顔を浮かべる。



 ○…妻と娘の3人家族。娘にねだられて飼った犬の散歩が日課になっている。趣味は街歩きで、歴史的建造物が並ぶ横浜や、自宅近くの円海山も好きな場所。今は「魅力溢れる磯子の街を巡るのが楽しみ」とにっこり。仕事としても「緑を増やし、歩いていて楽しい街にしたい」と意気込む。区長室には、一つの微笑みは百の花々が香るようにその場を和ませるという「一笑百花香」の書が。「ちょっとした笑顔を見せられる心の余裕を持っていたい」。顔をほころばせ、新たな区政へ邁進する。

 

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