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磯子区 人物風土記

公開日:2015.05.21

岡村地区連合町内会の新会長として、地域の活性化に取り組む
三澤 繁次さん
岡村在住 74歳

住民に愛される岡村に

 ○…4080世帯が暮らす岡村地区連合町内会の新会長に就任した。地域に住民が集える公共施設がないことや、交通アクセスが悪いといった課題のある一方で、梅まつりや長野県池田町との児童交流など、行事を通じて地域の魅力を築いている地区。「前会長が取り組んできたことを引き継ぐのはもちろん、地域の活性化に取り組んでいくことが大切」と意気込む。

 ○…地区の活動に参加したきっかけは、40代で体育指導員を引き受けたこと。当初は地域のこともよく知らず「妻に教えてもらいながら街の人たちの名前を覚えた」と振り返る。青少年部長時代は、子どもたちを釣りに連れて行ったり学校でキャンプしたりと、様々な行事を企画。「一緒に楽しんだ子どもたちは今でも声をかけてくれる」と喜ぶ。今もイキイキと行事に参加する子どもたちを見て「楽しかった思い出を忘れず、大人になっても子どもを連れて岡村に帰ってきてくれたら嬉しいね」。街の魅力づくりに尽力する。

 ○…茨城県出身。阿武隈山地の山並みを眺め、自然の中で遊びながら育つ。中学卒業とともに岡村へ移り、横浜緑ヶ丘高校へ進学。機械工学を専攻した学生時代には、家庭教師のように地域の子どもたちに勉強を教えたことも。「方程式を使わずに算数を解くのが難しくて、解答を宿題にして大学の仲間に解かせたこともあった」と笑う。卒業後はメーカーに就職。仕事中心の生活を歩む。

 ○…妻と4人の子どもの6人家族。最近の日課は「近所に住む孫たちの面倒を見ること」とにっこり。趣味の釣りは年に1〜2回楽しんでいるという。今は歩くことが楽しみと話し、歩数計で一日の歩いた距離をチェック。「事務作業の多い日は一日1000歩届かないこともあるんだよね」と頭を掻く。岡村が「ここに住んで良かったと思える地域になってほしい」。地域の魅力を築きながら、住民に愛される街をめざす。

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