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磯子区 人物風土記

公開日:2015.06.04

上中里地区センターの館長に就任した
内藤 吉彦さん
洋光台在住 63歳

「明るく元気なセンターに」

 ○…5月1日付で館長に就任した。「スタッフが楽しく仕事ができる環境を整えることと、自主企画事業をもっと充実させ利用者を増やしていきたい」と意気込みを語る。「地区センターは出会いの場」との思いから、自主企画事業などで出会った参加者同士が新たにサークルを作ることで、人が繋がり、街が活性化する手伝いをしていきたいと考えている。

 ○…定年後に新しい趣味を始めたことが、地区センターを知ったきっかけ。サラリーマン時代は、家と会社を往復する生活で地域に目が向いてなかった。サックスを練習するためにセンターを利用するようになり、「スタッフの方が親切に、元気よく接してくれたことが頭から離れなかったんです」。館長を公募していることを知りセンターで働きたい思いが強くなった。利用する側から館を運営する立場となり「すごく運命的なことを感じている」。

 ○…約30年、システムエンジニアとして信号機メーカーに勤務。県外の交通局との仕事では、プロジェクトリーダーとしてバスのダイヤや乗務員管理などを一元的に行うシステム開発を手が掛けた。「お客様のニーズを汲み取り、どのようにしたら使いやすくなるかを考える。すごくやりがいがあった」。プロジェクトの進行は、館長としてのセンター運営に共通している。「エンジニアとしての経験を活かし、誰もが利用しやすい施設、仕組みづくりを進めていきたい」

 ○…洋光台南団地に住み約25年が経つ。「周辺は静かで子育てするにはすごくいい環境ですね」。子育てで交流していた家族とは今でも仲が良く「子どもは成人しましたが、親同士は今でも飲みに行くんですよ」と笑顔。子育てを通して人と人が繋がる大切さを実感している。だからこそ、地区センターも出会いの場にしていきたいと考えている。「明るく元気な地区センターにしていきたいですね」。館長としての目標だ。

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