3日に交通安全フェスティバルを行った洋光台地区交通安全母と父の会会長を務める 小倉 万里(まり)さん 洋光台在住 50歳
「生まれ育った街のために」
○…「思いやりを持ちながら交通ルールについて学んでほしい」とフェスティバルでは三世代交流を掲げた。子ども世代、母親世代、祖父母世代では運動能力に違いがあるため、それぞれの立場に立った交通安全についての理解を求める。自転車教室では、児童のほか保護者にも乗り方を指導。3年目を迎えた会長職を通して、洋光台から交通事故をなくせるように、交通安全を訴えていく。
○…小学2年生で洋光台に移り住み、第四小、第二中を卒業。「引越してきた当時は夜にベランダから流れ星が見えた」と懐かしむ。結婚を機に洋光台から一度離れるも約20年前に戻ってきた。成人した3人の息子も母校に通い「生まれ育った街で子育てができたのは光栄ですね」。地域でお世話になっているだけではとの思いからPTAの会長に。8年前からは第四小で新1年生を補助する「スクールサポーター」に携わる。「子どもが卒業しても母校と関わりが持てるのは本当に名誉なこと」。学校での活動はライフワークの一つだ。
○…「身体を動かすことが好き」と、テニスやママさんバレーで汗を流す。「バレーチームには同級生の奥様がいたり、大会に後輩が出場していたりと、何十年ぶりかに果たした再会がうれしい」。10年前から理学療法助手として勤務するクリニックにも多くの顔見知りが通う。母と父の会でも同級生と一緒に活動し「地域で何かをしていなかったら新しい出会いや再会はなかった」。人との出会いが活動の魅力と実感する。
○…洋光台地区子ども連合会の会長も務め「子どもから高齢者が住みやすい街、洋光台」を常に考えている。救急法の講習会を行いAED普及にも力を入れ、叔母が駅前の段差で転び大腿骨骨折の大けがをしたことからも段差のない街を目指す。全ては生まれ育った街への思いから。「これからも安全で安心して暮らせる街づくりに少しでも貢献できたら」。活動は続く。
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