戻る

磯子区 人物風土記

公開日:2016.03.17

50周年をむかえた食生活等改善推進員会の会長を務める
勝田 育子さん
杉田在住 70歳

食で5つの力を伝えたい

 ○…今から8年前、定年後に行っていた子育てボランティアの仲間から紹介してもらったことがヘルスメイト活動の始まり。「初めは自分の健康のために食を勉強しようと思ったことがきっかけだった」。講習を受ける中で「野菜多め、塩分控えめ」の食事の重要性を学んだ。「受講前は野菜があまり好きではなかったんですよ」と笑いながら話すが、今ではバランスのよい食事を常に心がける。

 ○…静岡県出身で、結婚を機に杉田に。高校生の時に自由研究で訪れた施設で働く保育士のお姉さんが「すごく慕われていたことが印象的で」と保育の道に。約30年、保育園に勤め、子どもたちに寄り添ってきた。「園にいる時間が長い分、自分の家にいるような環境を作ってあげることを心がけていました」。保育士として勤務している時から、幼少期の食事の大切さも感じていた。ヘルスメイトとして、親子の食育教室に力を入れるのはこの経験が大きい。

 ○…「静岡出身なので改めて杉田の歴史を知りたくて」と地域ケアプラザで開かれた歴史散策講座に1年間参加した。氷取沢町まで歩いて散策したり、区の木に指定されている梅で有名な妙法寺を訪れたりと杉田の魅力を実感。「新たな発見があり、うれしかったのと同時に自分が住む街をもっと知りたい思いが強くなりました」。長年住み続ける杉田への愛着を再確認した。

 ○…「時代の流れにより食生活も変化する中で、会として50年間、食について考えてこられたのは素晴らしいこと」と節目を振り返る。今後は、さらに小、中学生を含めた子どもたちに食の重要性を訴えていきたいと考えている。「食べ物を選ぶ力、味がわかる力、料理ができる力、食べ物のいのちを感じる力、元気なからだがわかる力の5つを伝えていきたい」。健康寿命を延ばすためには食に対する知識が必要だとも感じている。これからも食の重要性を伝え続けていく。

    ピックアップ

    すべて見る

    意見広告・議会報告

    すべて見る

    磯子区 人物風土記の新着記事

    磯子区 人物風土記の記事を検索

    コラム

    コラム一覧

    求人特集

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS