グリーンバード磯子チームの代表として、ごみ拾いを通じた街づくりに取り組む 河原 勇輝さん 森在住 31歳
愛する地元へ恩返しを
○…「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに、街のごみ拾い活動に取り組む”グリーンバード”。4月に磯子チームを立ち上げ、毎月第3土曜日を活動日としてスタートした。「『知り合いもできて、楽しくごみ拾いができた』と言ってもらえて嬉しかった」と安堵の表情。「慣れてきたら、ごみを拾うだけでなく磯子の街についてもみんなと考えてみたい」。活動が生んだ縁に、街づくりへの期待も込める。
○…生まれてからずっと森で暮らし、自身の経営する会社も上中里町に。「今も遊ぶのは森中時代の仲間」と楽しそうに話す姿からは、地元への愛が溢れる。「愛着のある地元に恩返しがしたい」と地域との関わり方を探る中で出会ったのが、知人が川崎駅で取り組むグリーンバード。ごみ拾いで知り合った人同士が街への思いを語る姿に「これだ」と閃く。「活動を続ける中で参加者の胸に街への愛着が生まれたり、一緒に活動することで仲間が増えたり。これからが楽しみ」と胸を弾ませる。
○…建設業界で職人として修業後、経験を活かして24歳でリフォーム等を扱う建設会社(株)太陽住建を設立。「飛び込み営業など仕事を取るために相当苦労した」と苦笑も、地域での地道な営業と丁寧な工事がいつしか顧客が顧客を呼ぶ好循環に。「社員と協力会社の方のおかげ」と笑顔で話し「これからも一丸となってお客様に感動を与えられる仕事をしたい」と語る。
○…両親や兄弟、妻と子どもたちの12人と賑やかに暮らす。家族と過ごす時間が最大の楽しみで、休日は息子たちのサッカーの応援や、長女とのままごとを楽しむ。昨年、結婚以来挙げられていなかった結婚式が地元の仲間たちのサプライズにより実現。「子どもたちまで綺麗に着飾ってくれて感動した」と目を潤ませる。今後も力を注ぐのは「愛すべき地元への恩返し」。仕事もグリーンバードも地域のために取り組んでいく。
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