磯子区 人物風土記
公開日:2016.06.16
交通指導員部会会長として交通安全を啓発する活動を行う
田中 保男さん
森が丘在住 68歳
青い制服で交通安全訴える
○…6月1日付で磯子交通安全協会・交通指導員部会の会長に就いた。新たに委嘱された指導員の中には21歳と若い人も含まれ「全国的に見ても最年少ではないか。女性が新たに3人加わり、みんなで磯子から交通事故を減らす活動をしていきたい」と意欲を示す。自営業の減少などで指導員の担い手が減っていることに危機感を持ち「指導員を増やすことも考えていきたい」と課題も口にする。
○…森出身で結婚を機に森が丘へ。町内の推薦で37歳の時に交通指導員に。毎月1日と15日の朝に交差点に立ち児童らの見守り活動を行うも、指導員になり始めた当初は仕事が忙しく積極的ではなかった。そんな中で、地元の森浅間神社での祭りなどに携わり「地元や磯子のために活動していくことがうれしかった」。32年間着続けた青い制服にも誇りを持ち「着られるのは交通指導員だけ。制服を着て地域貢献ができるというのもやりがいですね」。
○…高校卒業と同時に実家の自営業を継ぎ、65歳で引退した。現在は少年補導員のほか、昨年からは交通安全協会で副会長も務めている。「時間ができ、地域と接点を持とうと自分のために活動していることが結果的に地域に還元できているのかな」と笑う。小学校でのダミー人形を使った交通安全教室や高齢者を対象とした指導など、さらに交通安全に力を入れている。
○…趣味はプロ野球観戦。地元横浜DeNAベイスターズの大ファン。「大洋ホエールズ時代からだよ」。ベイスターズが負けると新聞のスポーツ欄は読まないほど。名古屋に住む長男、孫と年に数回横浜スタジアムで観戦することが楽しみの一つ。「7月のジャイアンツ戦はすでにチケットを取ってある」。ベイスターズ好きは横浜への愛着から。交通指導員として長く活動してきたのも横浜や磯子などへの愛着があったからこそ。「これからも青い制服を着て交通安全を訴えていきたい」
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