神奈川県は9月21日、今年7月1日時点の基準地価を公表した。横浜市内では住宅地、商業地ともに全18区で平均変動率が上昇。磯子区全体でも同様の傾向がみられたが、上昇幅は縮小した。また、住宅地2地点では4年ぶりに前年を下回った。
基準地価は土地1平方メートルあたりの取引価格を不動産鑑定士の評価などを踏まえて客観的に示したもので、土地価格の目安となる。磯子区内では住宅地10地点、商業地5地点で調査が行われた。
住宅地の平均変動率は市平均が0・9%の上昇に対し、磯子区は0・3%だった。地点別では3地点が上昇、5地点が横ばい、2地点が下落だった。最も高い伸び率だったのが「下町9の3」の2・0%で、「洋光台4の3の20」「洋光台3の20の27」はともに1・8%上昇した。一方で、「上中里町字向坂397番101」は0・6%、「氷取沢町字中村315番1」は2・5%下落した。
商業地の伸びも小幅
商業地の平均変動率は市平均2・5%の上昇に対し、磯子区は0・1%だった。地点別では「磯子2の18の20」が0・4%、「杉田1の15の27」が0・3%上昇し、残り3地点は横ばいだった。
区内で不動産会社を経営する専門家は、今回の傾向について、「上昇や横ばいの地点は比較的駅から近エリアだったのに対して、下落している2地点は山沿いの山間部。磯子区内では上昇、下落の二極化が見られる」と話した。
磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|