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磯子区版 公開:2016年10月27日 エリアトップへ

かけはし開所1年 「医療、介護の連携強化を」 従事者対象に講演で訴え

社会

公開:2016年10月27日

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 「在宅医療連携拠点かけはし」が11月に開所1年を迎える。10月13日には、医療、介護従事者を対象とした講演・交流会が行われ、かけはしの1年間の取り組みが公表された。講演では、医療と介護現場の橋渡し役としての成果が発表され、さらなる連携強化の必要性が訴えられた。

 横浜市は、2013年から各区に医療・介護事業者のコーディネート役となる拠点を開設。磯子区は昨年11月に「かけはし」が開所した。かけはしは、病院やケアマネジャーが個々に行ってきた「かかりつけ医の確保」「訪問リハビリの情報提供」などを一括して行い、地域包括支援センター(ケアプラザ)やケアマネジャーなどからの相談、支援などにも対応する役割を担う。

月平均12件の相談

 13日の講演・交流会には、医師、歯科医師、薬剤師、ケアマネジャー、看護師など医療、介護に携わる従事者約180人が参加。講演では、かけはし管理者の北島美樹氏が1年間の取り組みとして、寄せられた相談件数が1カ月平均12・8件だったことや相談者として病院(35%)、地域包括支援センター(14%)、ケアマネジャー(14%)、家族・本人(12%)が多かったことなどを紹介した。取り組みの成果として、退院する患者の情報が病院からかけはしに寄せられスムーズに在宅医療に移行できたことや、医療などの専門的な知識で悩んでいたケアマネジャーの相談窓口として、役割を果たしたことなどの事例が発表された。

 また、交流会の第2部では、シンポジウムとして、「できる限り在宅で過ごすための病診連携」と題し、かけはしにも携わる訪問看護ステーションの河村朋子氏をファシリテーターに、磯子区医師会の武安宣明会長や梅川淳一関東病院院長などが、地域包括ケアシステムについて議論。病院や診療所、介護現場のそれぞれの役割について話し合い、連携強化の必要性が来場者に訴えられた。

 河村さんは「開所して1年が経過しあらためて、かけはしが病院や診療所、介護現場との連携に大きな役割を担っていることが確認できた。かけはしをさらに周知させ、橋渡し役として連携を強化していきたい」と話した。

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