根岸中学校(阿部亮一校長)で11月4日、防災特別授業が行われ、生徒が防災資機材の使用方法を学んだ。
この授業は、日中、発災した際に中学生も地域の一員として災害時対応ができるようにと行われた。東日本大震災以降に制定された11月5日の「津波防災の日」にちなみ実施されている。
授業では、区内で活動するボランティア団体「横浜防災ライセンス・磯子」の会員が指導。地域防災拠点に指定されている同校内に常設されている資機材の使用法を教えた。
生徒は、仮設トイレの組み立てや使用方法、発電機の扱いや照明器の点灯方法などの指導を受けた。被災した建物に人が下敷きになっているという想定で、防災ジャッキを使用するなど、実践さながらの訓練に真剣に取り組んでいた。
指導をうけた男子生徒の一人は「地域防災拠点という言葉は知っていたが、実際に何が置いてあるかまではわからなかった。防災ジャッキや発電機を使用したがむずかしかった」と振り返った。
阿部校長は「生徒には、地域防災拠点の学校だということを常に認識してもらいたい。災害時には地域の一員として大きな力になることを、授業を通して知ってほしかった。このことは大人になっても忘れないでほしい」と話した。
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