磯子区版 掲載号:2016年12月8日号 エリアトップへ

剣道の「第64回全日本選手権大会」で初優勝を果たした 勝見 洋介さん 伊勢佐木警察署勤務 30歳

掲載号:2016年12月8日号

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”捨てきった技”で攻める

 ○…「すぐには実感がわきませんでした」。11月3日に日本武道館で行われた剣道界最高峰の大会で、4回目の挑戦にして頂点を極めた。家族をはじめ友人や上司、同僚などから多数の祝辞をもらったという。「いまは優勝をひしひしと感じています」と語る。

 ○…全日本選手権大会に初めて出場したのは2013年。全国トップレベルの神奈川県において、県予選を勝ち抜くのも「なかなか難しい」。その環境において初出場で予選を突破、本大会ではベスト8まで進んだ。しかし、翌年は予選敗退。その悔しさをバネに昨年は準優勝に輝く。そして、今大会の決勝に進み、国友錬太朗選手(福岡県警)と対戦。一瞬の隙をつき得意技のコテで一本勝ちをおさめた。初の個人戦タイトルに喜びはひとしおだ。国友さんは、全国の強化選手としてともに練習をしてきただけに、手の内を知り尽くした仲。勝つためには「攻めの姿勢、”捨てきった技”を出すしかないと思った」と勝因を語る。

 ○…岡山県出身で3人兄弟の次男。兄にあこがれ3歳で剣道を始めた。小中高校、そして進学した鹿屋体育大学=鹿児島県=まで剣道一筋。社会人になっても「トップレベルでやりたい」と、日本一を多数輩出している神奈川県警察の門を叩いた。茅ヶ崎署配属となり第2機動隊、そして今年3月から伊勢佐木署に所属する。1月から11月までは、術科特別訓練として剣道づけの日々。数々の大会で高成績をおさめることで警察官の士気向上に寄与する。

 ○…1歳になったばかりの娘をあやすのが癒しのひと時という。大学の後輩でもある妻には「剣道に集中できる環境を作ってくれて大変感謝している」と目じりを下げた。家族に支えられ大会を終えたのも束の間、また”あの舞台”で試合ができるようにと竹刀を握る。「県警職員として、今後も大会で結果を残したい」と、2連覇も視野に練習の日々は続く。